在宅検診で分かる事

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在宅検診で分かる事

大腸がん検診

 便中の出血の有無を検査します。出血が認められた人は、大腸のがんをはじめ、ポリープ、潰瘍、炎症、痔などの病変があることが疑われます。2次検査として大腸の内視鏡検査やレントゲンの検査を受けます。
 一方、がんやポリープがある方でも、毎日出血があるとは限りません。たまたま陰性になることがあります。これを誤陰性といいます。誤陰性を防ぐには2日法の検診を受ける。そして毎年逐年受診することが大切です。また、たとえ陽性と診断されても異常のないこともあります。健常人でも時に微量の出血があるといわれておりこれは誤陽性の原因になります。

(注意)

  1. この検診は採便したらなるべく早く検査をする必要性がありますのですぐに送付して下さい。また採便してからはなるべく涼しい場所で保管してください。(2日法の場合)
  2. 生理の時は検査を避けてください。生理後1週間位あけてから採便してください。
  3. 夏場(6月~9月)は気温の関係で検査に悪い影響がでますのでこの検査はなるべく避けてください。

肺がん検診

 喀痰中の細胞を顕微鏡下で検査します。がんをはじめ異型細胞(がんではないが要注意の細胞など)が発見されます。肺の中心部の太い気管支にできるレントゲンにはなかなか写らないがん(扁平上皮がん)の発見に優れ、早期がんも発見されます。
 一方、肺の尖端にできやすい腺がんは喀痰中に出にくく、この検診ではわからないことがあります。このがんにはレントゲンの検診やヘリカルCTの検診が効果を発揮します。併用することをお勧め致します。また喀痰がなかなか取れない方もいるようです。

子宮けいがん検診・HPV検査

子宮けいがん検診

 子宮頚部(膣部奥の子宮の入り口)にできるがんはもちろんのこと、膣炎やカンジダ症、トリコモナス、ヘルペスウイルス、ヒューマンパピローマウイルス(HPV)などの感染症、がんの前段階の異形成等がわかります。
 ただし、子宮体部のがんはわかりません。又、医師の診察の上検診をするのとでは病気の発見率が少し低下します。。それは自分で細胞をこすり取りますのできちんと奥まで届いていないときや、こする場所がずれてしまえば問題となる細胞が採取されないこともあります。

HPV検査

 HPVウィルスには100種類ほど型があると言われています。中でも子宮頸がんの原因になるといわれている一部の型(高リスク型)の感染の有無をDNA検査により測定します。
 この検査で型別、低リスク型感染の有無の測定はできません。

(注意)

  1. 妊娠の可能性のある方はこの検診は受けられません。
  2. 子宮摘出手術等、婦人科の手術を行ったことのある方はこの検診は危険ですので受けないでください。

糖尿病検診

 尿を特殊な濾紙に湿らせて送付するだけでできる糖尿病検診です。従来からあるテストペーパーでの判定とは全く違い、この検診では5種類の糖をガスクロマトグラフィー法で分析します。値が高い場合でも食事などによる一過性のものか、糖に対する異常(耐糖能異常・糖尿病)なのかが的確に判断できるとても高精度な検査です。
 極微量の変化を見つける高精度な検査の為、この検診で陽性となっても他の医療機関では糖尿病とは判定されないことがあります。そのような人は耐糖能異常といい、糖尿病の予備軍とされています。

(注意) 採尿するタイミングは暴飲、暴食後を避け食後2時間尿を採取するようにします。

胃がん検診

 血液中のペプシノゲンを測定いたします。ペプシノゲンにはPGⅠとPGⅡの2種類がありPGⅠ値とPGⅠ/Ⅱ比により胃の状態がわかります。陽性と判定された方は慢性萎縮性胃炎の状態であり、がんの発生しやすい状態にあります。2次検診として内視鏡検査を受けます。
 ヘリコバクター・ピロリの検診では感染している方に特異的に出る抗体価を測定します。症状のない方は陽性だからといってすぐに治療の必要性はありませんが、一度内視鏡の検診をお勧め致します。
 ペプシノゲン法ではわからないがんもあります。進行がんの一部の症例に報告されています。この誤陰性を防ぐにはレントゲン(バリウム)の検診を併用することをお勧めいたします。  

(注意) 次のような方はこの検査では正しい数値が出ない場合があります。

  1. 現在、食道・胃・十二指腸疾患で治療中である。
  2. プロトンポンプ阻害剤(胃酸分泌抑制剤・商品名:タケプロン、パリエット、オメプラール等)を服用中である
  3. ヘリコバクター・ピロリ菌除菌中あるいは除菌後の方
  4. 胃切除手術を受けている方
  5. 腎不全で治療中あるいは経過観察中の方

前立腺がん検診

 血液中の前立腺特異抗原(PSA)を測定します。前立腺がんの80~90%で陽性を示します。また、前立腺肥大症や、前立腺の炎症でも陽性を示すことがあります。その他、検査前に負担のかかる行為の後は高値を示すことがあり、この場合は誤陽性となります。
 2次検診では触診・超音波検診・針生検等を行ないます。予後のよいがんが多いのも特徴ですが、早期に発見することにより、管理が容易になります。
 一方、この検診では生命を脅かすこともなく、治療の必要のないがんまでも見つけてしまい、患者さんに余分な負担をかけてしまうのでは、ともいわれております。

骨粗しょう症

 尿中のDPD(デオキシピリジノリン)を測定します。
 骨は日々新しく作られている(形成といいます)と同時に古い骨は壊れて溶けて(吸収といいます)体の外に排出されていきます。こうした新陳代謝により骨は常に一定の状態に維持されています。
 今回行う検査はその壊された骨の分解物であるDPD(デオキシピリジノリン)を測定します。健常者でも骨形成の多い方は高値になることがあります。骨粗しょう症かどうかを直接測定している検査ではありません。陽性だった場合はX線検査や骨量(骨塩量)測定をお受けください。

肝炎検査

 こちらの検査では、B,C型肝炎の二種類について検査することができます。
 肝炎ウィルスにはA~E型までの5種類があります。その中でもB,C型は持続的に感染し、慢性肝炎、肝硬変、肝がんに進行しやすくなります。しかし、肝炎ウィルスに感染していてもできるだけ早く検査を受け、感染を知り医療機関で適切な治療を受けることにより、肝硬変や肝がんといった深刻な症状に進行することを防ぐことができます。
 B型肝炎は血液中のB型肝炎抗原を測定します。C型肝炎は血液中のC型肝炎抗体を測定します。

生活習慣病(生化学検査)

 血液により、肝機能、脂質異常、腎機能、尿酸、血糖代謝異常を測定します。
 健康生活調査票も同封されていますので、質問に沿ってご自身の生活習慣をお答えいただき、検体と一緒に送っていただきます。